Bookstand
Bookstand
ロスト・コントロール(1)

ロスト・コントロール(1)

蒔舞/黒木夏兒

フロンティアワークス

Amazonで詳細を見る

作品紹介、あらすじ

FBI捜査官の藍沐恩には2つの悩みがあった。ひとつは、FBIに提出する心理評価審査がパスしないこと。もうひとつは、秘かに想いを寄せる上司で相棒のハイエルのことだ。カウンセラーは言う。審査がパスしない原因は藍の幼少期にあり、「藍沐恩には自殺傾向がある」と。また別のカウンセラーが言う。ハイエルへの望みのないその想いは「藍を不幸にするだけだ」と。だが、ある少女の誘拐事件をきっかけに、過去の自分とハイエルへの想いに向き合うことになりー…。複雑に絡まり合う事件と犯罪心理に対峙する、台湾で人気の心理サスペンスBL!!

感想やレビュー

台湾作家さんのクライムサスペンス(犯罪や事件を扱ったストーリー)。 さらっと読めた。FBIならではのスリリングな展開というよりも、トラウマがあり精神的に危うい受けちゃんの不安や焦燥に重きを置いたストーリーでした。オリジナリティあるキャラでした。 キャラ設定は細かいものの、FBI捜査官たちの事件現場がロサンゼルス界隈だと一文だけで、いっさい地名は出て来ない。なぜなのか。ちょっと不思議。 自殺傾向ありと思われている主人公の藍は、定期的にカウンセリングを受けていて、その先入観を払拭したいと思っている青年。 ちょっとMぽいけど、いい子で庇護欲をそそる。 そんな彼の片思いの上司は、過去の事件から歪な愛し方しか出来ないのよー。 もし、私が藍の友達ならば、あの上司は辞めた方がいいと言う!元妻以外には、愛していると言えない俺を受け容れろって…、今だに良心の呵責に苦しむようなガキ臭くって横暴な男は止めておけってね。 美しいイラストは眼福だけど、上司が同い年にしか見えななかった…🤣えーん(;_;) みやちゃん、異色のオリジナリティあるお話だった。どうもありがとう😍

ネタバレを読む
App StoreからダウンロードGoogle Playで手に入れよう