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サブマリン

サブマリン

伊坂 幸太郎

講談社

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作品紹介、あらすじ

家庭裁判所調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプ。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。また15歳のパソコン少年は「ネットの犯行予告の真偽を見破れる」と言い出す。だが一番の問題は傍迷惑な上司・陣内の存在だった!読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いてみえる大切な物語。

感想やレビュー

伊坂さんの本は救いがあって好きだなぁと改めて感じながら読むことができた。被害者も加害者もどちらにも大切な人生があり、事件によってどちらの人生も壊れてしまう救いのない内容が書かれているが、そんなとても重くなってしまいそうな内容であっても、正しく正面から受け止めつつも、重くなりすぎずに読ませてくれるのは、やはり伊坂さんの作品に描かれている勧善懲悪の精神ではないかと思う。チルドレンも読まなくてはと思った。またジャズも聴きたくなった。

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