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クメールの瞳

クメールの瞳

斉藤 詠一

講談社

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作品紹介、あらすじ

預けたいものがある、という電話の二日後に不審死を遂げた恩師。友人の栗原、恩師の娘・夕子と遺品整理をした北斗は、謎のメッセージを見つける。恩師が託そうとしていたものは何か。なぜ、死ななければならなかったのか。真実を追う北斗たちは、やがて「クメールの遺物」をめぐる争奪戦に巻き込まれてゆく。

感想やレビュー

斉藤詠一「クメールの瞳」読了。 合わなかった。いや、これは俺が悪いかもしれない。パッケージデザインとあらすじと帯の文句から勝手に、オーパーツを巡った大冒険活劇のジェットコースター的怒涛のストーリー展開を期待してしまっていた。 違ごた。 どちらかというとこれは歴史ミステリーになるのかな。うーん。どうやってそのクメールの瞳が日本にやってきてどうやって隠され、主人公の手に託されることになったのかを、過去と現在を行き来しながら進むお話。なので意外と静かに淡々と進む。 最初からそのイメージで読めばよかったのに、大冒険活劇を期待したもんだからその落差がね。確かにあらすじと帯見ても大冒険活劇とは書いていない。だから俺が悪いのだ。 でもちょっとだけ苦言言うと、なんか伏線が伏線すぎるし、登場人物も怪しくない人は怪しくて、怪しい人は怪しくないと言うなんかこう、そのままというか、ねぇ。 表紙デザインは好きなんだけどなぁ。

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