帝は獣王に降嫁する
沙野風結子
竹書房
作品紹介、あらすじ
海神の国の新帝シキは、敵国テルスに身を差し出し、戦を収める。それは、狼を始祖とするガイウス王の妃となることと同一だった。国のため、民のため、と散らされるのを拒む花のように矜持を保とうとするシキを、ガイウスは獰猛な愛撫で踏み躙る。次第にシキの肉体と魂はガイウスに搦め捕られていき…。しかし、意図せず距離を縮めてしまったふたりには昏い闇が忍び寄っていた。呪われた獣王の妃は死ぬ運命にあるというー。
感想やレビュー
#沙野風結子 #帝は獣王に降嫁する 2017年2月発行 独自の世界観を貫ぬく先生に惚れ惚れしています。海の民、獣の民、空の民という、民族の対立が闇ファンタジーとして面白かったー！ 海神の国の三兄弟シリーズ。 第一皇子シキ、第二皇子キリイ、末弟ナギの本が出ています。 第一巻は、シキの凌辱受けなのですが、ぞくぞくするほど素晴らしかった❤️ 戦闘能力もある誇り高き第一皇子が、護国のために耐え忍ぶ姿はなんとも健気です。種族の違いはアソコの形状もやや異なる模様で、ムフフでした♡ シキは育ちが良いため無防備な所もあるけれど、長子としての生まれ持った精神性は、やはり侮れません。敵国の王のガイウスの呪われた運命の闇といい、愛と陰謀と両方愉しめました。 弟のキリイがなにやら悪役として登場！第三皇子のナギは行方不明…。 これは早く続きを読まなければ〜😍
