海が見える家
はらだ みずき
小学館
作品紹介、あらすじ
入社一ヶ月で会社を辞めた直後、田舎暮らしをしていた父の死を知らされた。電話は知らない男からだった。孤独死したのか。文哉が霊安室で対面した父は、なぜか記憶とはまるで違う風貌をしていた。家族に遺されたのは、丘の上にある、海が見える家。文哉は早々にその家を処分するため、遺品整理をはじめる。そして、疎遠にしていた父の足跡をたどると、意外な事実を突きつけられていくのだった。夏、豊かな自然が残る南房総の海辺の暮らしを通して、文哉はもう一度自分の人生を見つめる時間を過ごす。「幸せとは何か」を静かに問いかける、著者、新境地の感動作。
感想やレビュー
・良かった ・「人生を楽しむための努力をしてるのか」 ・温かく、前向きや気持ちになれる本
自分の幸せは自分が決める。人の評価を得るのが人生ではない。ほんの些細な事が人生の起点になるのかもしれない。乗れない波に抗うのではなく、上手く乗れる波を見つけ、それに乗るべき。
ネタバレを読む