文庫 あの子が結婚するなんて
五十嵐 貴久
実業之日本社
作品紹介、あらすじ
大手企業に勤める32歳・七々未は、突如イケメン婚約者を捕まえた親友の結婚式を盛り上げる花嫁の付添人「ブライズメイド」のリーダーに任命されてしまった。友人の幸せを喜ぶ気持ちとうらやましさで複雑な心境のまま準備がはじまるなか、新郎側の付添人の英也に惹かれてしまいー!?アラサー女子の心情を描く、痛快ブライダル・コメディ。
感想やレビュー
読みやすかったです。 しかし、リアルな30代女としては、「男性が書いた女性の話」って感じだなぁと思いました。 一見ドロドロしたように書かれていますが、30代女性の気持ちってもっと複雑…結婚だけじゃなくて子供のこととか仕事のこととか。そしてあんなに友達にストレートな物言いはしないんじゃないかな?って感じました。自分がフラれたからってあんなに怒って結婚式でない!!ってなるかなぁ…って…結婚式はソツなくこなしてちょっと距離をとるとか、それ以降切るとか女性ってそういう感じじゃないかなぁって思いました。自分と重ねて読んでしまっていたから違和感を感じただけで、こういうなんでも言い合える気持ちの良い友達関係の方もいるのかも知れません。 読んでいて、きっと英也ともうまくいかないんだろうなぁとは思いましたが、ゲイだっていう展開にも個人的には、ん?と思いました。
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