バラカ
桐野夏生
集英社
作品紹介、あらすじ
震災のため原発4基がすべて爆発した!警戒区域で発見された一人の少女「バラカ」。ありえたかもしれない日本で、世界で蠢く男と女、その愛と憎悪。想像を遙かに超えるスケールで描かれるノンストップ・ダーク・ロマン!
感想やレビュー
震災について、原発について今一度考えさせられる作品でした…。 かなり暗い作品なのですが読む手が止まらなくて、いろいろ考えて眠れなくなるような… 震災とか原発についての描写も心が痛かったのですが、バラカが買われた歳と同じくらいの子供がいるので、サラやカワシマの対応が酷くて…特にカワシマなのですが…清々しいほどやな奴でした。 ハッピーエンドと言えるのかわからない終わり方もちょっと寂しかったです。