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そして、バトンは渡された

そして、バトンは渡された

瀬尾 まいこ

文藝春秋

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作品紹介、あらすじ

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

感想やレビュー

瀬尾まいこさんらしい作品。複数回の親の交代がありつつもどの方からも愛情に注がれた女の子が主人公の物語。心温まる素晴らしい作品であるが、どの親にも瀬尾まいこさんっぽさが滲み出ていて味気なさを感じる人もいるかも知れません。総括すると面白かったです。

3

明日がふたつになるってところが好き

2

すごく優しい話でした。 読み終わった後、穏やかな気持ちになります。 「自分の明日と、自分よりもたくさんの可能性と未来を含んだ明日が、やってくるんだって。親になるって未来が2倍以上になることだよ」 「自分のために生きるって難しいよな。何をしたら満たされるかさえわかんないんだから。金や勉強や仕事や恋や、どれも正解のようで、どれもどこか違う。でもさ、優子ちゃんが笑顔を見せてくれるだけで、こうやって育っていく姿を見るだけで、十分だって思える。」 このセリフが子育て中の私の心にすごく響きました。 実際は親がたくさん変わったらこんな風には…って思ってしまう汚れた心の私ですが…ドロドロしたのが好きでそういうのをよく読んでしまう私ですが…読んだ後あったかい気持ちになれる話も好きだなぁと思いました。 あとあったかい話にはおいしいごはんが添えられてることが多いような気もします。 親がたくさんなのになんかあったかい気持ちになる小説…で「オーファーザー!」も好きだったなぁと思い出しました。

2

映画見たあとでもとても良き 本当は映画の前に見たかった ステキなストーリー

2

文中のたくさんの言葉に励まされました。 本当に幸せなのは、誰かと共に喜びを紡いでいる時じゃない。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時だ。 バトンを渡すのは子供だけでなく、自分から新しく何かを始めようとする自分へバトンを渡す時もまた幸せと思える。角度をかえて読んでも、希望のもてる本。 今、出会えて良かった。また読みたい本だ。

2

人との関わり、家族とは?を考えさせられた

2

優しくて温かい家族の在り方のお話。 中身を知らないと偏見でイメージが偏ってしまうけれども、登場人物がみんな相手や優子を想いやっていてほっこり。

1

人生色々あるけど、家で作るごはんがおいしければ何とかなるな、と思える作品。

1

瀬尾まいこの暖かい小説でした。

1

親がどんどんかわっても、どの親からも愛されている優子。ほんわか心温まる物語。自分の子どもでもない優子をこんなにも愛せるすばらしい人々。子どもを愛するという単純な気持ちに対して、それでいいんだよと背中を押しもらえたような気持ちになる。最後は涙がでてきた。 明日が二つ。自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日がやってくる。 自分より大事なものがあるのは幸せだし、自分のためにはできないことも子どものためにならできる。 ほんとそのとおり。

1

とても暖かくてとてもお腹が空くお話 うちはもう両親他界しているので、唯一の家族の姉にもう少し優しくしてあげようと思った

2023年1月21日

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