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ゲームの名は誘拐

ゲームの名は誘拐

東野圭吾

光文社

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作品紹介、あらすじ

敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。

感想やレビュー

本一冊の半分以上が、佐久間と樹理のやりとりであり、誘拐と思わせる物語だった。結局は樹理は妹の千春であり、佐久間には偽名を名乗っていた。佐久間の考えていた2人だけの誘拐ではなく、父親の葛城に情報は漏れていた。佐久間の指示の元、誘拐ゲームは終わり、樹理(千春)を家に帰したと思ったら、実は樹理は樹理でないことに佐久間は気づく。これは、一冊の3分の2を読み終わったあとに、発覚し、私自身も驚愕だった。結局、千春は義理の姉樹理を殺害し、それを隠すために行ったことであった。殺害してすぐ千春は父親の葛城にそれを伝え、葛城は隠蔽に協力するということであった。そのタイミングで、佐久間が現れた。 急展開であった。今回は犯人視点からの物語であり、新鮮であった。これでやっと佐久間もゲームの負け?を知れたのかなと思った笑

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