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ふたつのしるし

ふたつのしるし

宮下奈都

幻冬舎

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作品紹介、あらすじ

「勉強ができて何が悪い。生まれつき頭がよくて何が悪い」そう思いながらも、目立たぬよう眠鏡をかけ、つくり笑いで中学生活をやり過ごそうとする遙名。高校に行けば、東京の大学に入れば、社会に出れば、きっとー。「まだ、まだだ」と居心地悪く日々を過ごす遙名は、“あの日”ひとりの青年と出会い…。息をひそめるように過ごす“優等生”遙名と周囲を困らせてばかりの“落ちこぼれ”ハル。「しるし」を見つけたふたりの希望の物語。

感想やレビュー

2/22読み終わり。面白かった!特に最後は、2人の子供(しるし)が書いた自分の生い立ちの作文で終わっていたので温かかった。授業も聞いてられない、自分の世界に入って蟻の行列や地図を見続けているハルと優等生であることを隠して目立たないようにしている遥奈の学校生活の様子は、なんとも暗くムって感じで読んでたんだけど、社会人になり遥奈の不倫やハルが電気こうじの仕事で頑張っているところから明るくなって面白くなった。宮下さんこういう本もあるんだと発見。

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