漂流都市
嶋戸 悠祐
講談社
作品紹介、あらすじ
K市内で一強の轟家電で競合調査をするR電器の社員は、巨大店舗に溢れる高齢者たちと店員を目撃。懇切丁寧な接客はどこか不気味だった。轟家電のパソコン教室で講師を務めることになった時透稔は、異常に熱心な態度で授業を受け、惜しむことなく法外な料金を払う高齢者たちに違和感を覚える。住人たちは信頼しきっているようだが、轟家電は何かを隠しているのではないかー?そしてK市に潜む、秘密とは。
感想やレビュー
K市にある謎の家電量販店『轟家電』を中心に、終始不穏な空気を漂わせつつ物語は驚愕の展開へ…。前作『裏家電』とは全く違うテイストでビックリ。 特異な設定はかなり無理があると思うが、もしかしたら今後あり得るのかも?とのリアリティーを感じさせるホラーだった。