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幻夏

幻夏

太田 愛

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。23年後、刑事となった相馬は、少女失踪事件の現場で同じ印を発見する。相馬の胸に消えた親友の言葉が蘇る。「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」あの夏、本当は何が起こっていたのか。今、何が起ころうとしているのか。人が犯した罪は、正しく裁かれ、正しく償われるのか?司法の信を問う傑作ミステリ。日本推理作家協会賞候補作。

感想やレビュー

7/6読み終わり。 これまでで1位。尚(倉吉望)が失踪した理由が分かってからの子ども時代の回想シーンは、ホントに涙が止まらなかった。冤罪で捕まったとは知らず、自分を守るために弟(拓)が父親を殺してしまった事を隠すため、母親と拓を守ろうと、失踪した23年前。いずれ拓も、自分が父親を殺したことを知り、ほんとみんな不憫でならない。最後は、尚の命がたすかってよかった。最後の章の亮介と知り合う日の2人の様子で終わったところも、涙涙だった。

「叩き割り」はともかく「恨みません調書」が現実にあったことだと知って驚きが隠せない 酷過ぎる 冤罪被害者はもちろん、その家族もとても辛くて悲しいことになる 最後の方の常磐の言い分も分からなくもないけど… あってはならないことなんよ

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