タカラモノ
和田裕美
双葉社
作品紹介、あらすじ
ママはときに男と出奔する、どうしようもない母親だ。けれどその自由な生き方に魅了され、誰もが彼女を愛してしまう。人を好きになるということは?勇気を与えるということは?「幸せになりたいんやったら、誰かのせいにしたらあかん」「どうぞ、グレてください」型破りなママから、わたしは人生でなによりも大切なことを教わっていくー。“ハズレ”の人生なんてないと思わせてくれる、最高のエンタメ小説!
感想やレビュー
笑えて泣ける一冊。 破天荒な母親だが、娘に向けた数々の言葉は本質をついており、我が子への惜しみ無き愛情を感じた。 自分が誰かにとってのタカラモノである事は自信に繋がるし、生きる糧になる。後半は涙無しでは読めず。 そういえば亡き父もかなり不器用だったっけ。