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黒い糸

黒い糸

染井 為人

KADOKAWA

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作品紹介、あらすじ

千葉県の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、顧客とトラブルを起こして以来、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。亜紀の息子・小太郎が通う小学校の六年二組でも、クラスメイトの女児が失踪する事件が起きていた。事件後に休職した担任の後を引き継いだ長谷川祐介は、クラス委員長の倉持莉世から、転入生の母親が犯人だという推理を聞かされて戸惑うが、今度はその莉世が何者かに襲われ意識不明の重体となる。クラスの周辺で立てつづけに起きる事件の犯人は同一なのか、またその目的とは?

感想やレビュー

小学六年生の女児が失踪、担任は休職。不穏な空気漂う小学校に更なる事件が起こる。 失踪した女児と同じクラスの息子がいるシングルマザーの亜紀と、新たにクラス担任となった祐介の視点から物語が進むのだが、とにかくテンポが良く、読み出したら止まらない。 ミステリの新刊では久々のヒット。 途中読者のミスリードを誘ってるな、と思う部分が数ヶ所あったが(この人物が黒幕かと予想がついたのが残念ではあった)、それ以外は完璧。 風介さんが良いキャラ。

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