まきまきちゃんさんの感想、レビュー
まきまきちゃん
猫小説のアンソロジー。 表紙猫の表情にも心奪われたが、特に加納朋子さんの『三べんまわってニャンと鳴く』が印象的。 巻末の猫小説傑作選の中では重松清さんの『ブランケット・キャッツ』が気になる!
湊 かなえ/有栖川 有栖
文藝春秋
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タンパク質比率により生殖と寿命のグラフが対称的なのが興味深い。 体が自然と欲するものを素直に摂れば健康の筈が「超加工食品」の出現により食生活に狂いが生じた事実には人間の愚かさをひしと感じる。
デイヴィッド・ローベンハイマー/スティーヴン・J・シンプソン
スッキリした読了感。 成り行きでの旅が大どんでん返しを招く。あまりに出来すぎた内容にも思えるが、自分の人生も好転していきそうな気分。笑 キャンピングカーの描写が魅力的。 背中を押してくれる相棒の存在は大きい。
香住泰
第169回直木賞候補作の新時代ホラー。ビビりつつも好奇心が上回り頁を捲る手止まらず。 序盤から不穏な空気が漂い、じわじわ進行する主人公の変貌と共に自分の中の恐怖の穴も広がっていくような感覚だった。余りにも不条理過ぎる祟りで、腑に落ちぬ点もありモヤモヤ残る読了感。
冲方 丁
働くこと、生きること、幸せの意味ついて立ち止まって考えたい時ヒントを与えてくれる一冊。 著名人の名言集を兼ねた自己啓発本であり、後半は哲学的な内容も含まれる。 今後のキャリアに悩む社会人、就職を控えた学生にもお勧め。 胸にストンと落ちる言葉が多かった。
戸田 智弘