村上春樹の新しい訳でお届けする新時代の『ライ麦畑でつかまえて』。

キャッチャー・イン・ザ・ライ

「一生に一度でいい、恋っての、してみたかったの」-平凡な主婦が飛び込んだＮＹへの恋の道行を描いた表題作、嫁き遅れた女の心の揺れを浮かび上がらせた「幸福」「胡桃の部屋」、異母兄弟の交流を綴った「下駄」、絶筆となった「春が来た」の五篇を収録。温かい眼差しで人間の哀歓を紡いだ短篇集。

隣りの女新装版

事故による大怪我で片足を失った女優と、その義足を作ることになったデザイナー。しだいに心を通わせていく二人の前に立ちはだかる絶望、誤解、嫉妬…。愛に傷ついた彼らが見つけた愛のかたちとは？「分人」という概念で「愛」をとらえ直した、平野文学の結晶！

かたちだけの愛

〈私〉の意識の核に思考回路を組み込んだ老博士と再会した〈私〉は、回路の秘密を聞いて愕然とする。私の知らない内に世界は始まり、知らない内に終わろうとしているのだ。残された時間はわずか。〈私〉の行く先は永遠の生か、それとも死か？そして又、“世界の終り”の街から〈僕〉は脱出できるのか？同時進行する二つの物語を結ぶ、意外な結末。村上春樹のメッセージが、君に届くか？

サッチョコさんの感想、レビュー

キャッチャー・イン・ザ・ライ

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かたちだけの愛

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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド（下巻）