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発達障害と少年犯罪

発達障害と少年犯罪

田淵 俊彦/NNNドキュメント取材班

新潮社

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作品紹介、あらすじ

発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし、発達障害をもつ子どもの特性が、彼らを犯罪の世界に引き込んでしまう傾向があることは否めない。そんな負の連鎖を断ち切るためには何が必要なのか。矯正施設、加害者になってしまった少年たち、彼らを支援する精神科医、特別支援教育の現場など、関係者を徹底取材。敢えてタブーに切り込み「見たくない事実」を正面から見据えて問題解決の方策を提示する。

感想やレビュー

A君を意識して、この本を読んだ。こんなことが、書かれていた。 ■トレーニングの際に気をつけなければならないことがある。できないことを頭ごなしに責めたり否定したりするのではなく、達成感を自信に繋げてあげるということだ。 子どもの自信を育てるには、達成感を味わわせることが大切だ。できたときには、一緒に喜んであげる。 強引にやらせようとすることが子どもの緊張感を生み、ますますできなくなることもある。 少しぐらいできないことがあっても、「失敗したしても良いんだよ」というメッセージを発して安心させてあげる方がずっと効果的だ。 「いちばん困っているのは本人」。その気持ちを周りの私たちは忘れないようにしたい。

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