まきまきちゃんさんの感想、レビュー
まきまきちゃん
錚々たる作家達による怖い話7話を収録したアンソロジー。 個人的には乃南アサさん、夢枕獏さんの話が面白かったが、唯一最終話『康平の背中』のオチの意味がよく分からず悶々とす。読み返してみるか。
阿刀田高
新潮社
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6話の短編集。官能的描写が多くかなりシュールな作品もあり、今まで読んだ著者作品とは一線画する印象。まさにフォースの暗黒面(スター・ウォーズか!爆)を覗いた気分。好き嫌いが分かれるかと。 中でもラストの「向日葵奇譚」はゴッホをモチーフにした力作でお気に入り。
原田 マハ
推測でマンガ化された部分を挟みつつ、青山氏の著書を基に主要部分が纏められており非常に分かりやすい。事故後世界第二位の経済大国だった日本が衰退に至る迄の解説も興味深い。
森永 卓郎/青山 透子/前山三都里
面白かった。脱力系ドタバタユーモアミステリ。コメディな空気感の中スピーディーな展開でサクサク進む。 文中挟まれる少々古めのギャグの数々に呆然としつつも、手の込んだアリバイ工作やトリックはしっかりミステリーとして楽しめた。他作品も読んでみたい。
東川篤哉
ハートフルな連作短編集。キラキラの青山ワールドで今回も胸が満たされ放心状態。(笑) 当初朝読書を習慣づけたのは認知症予防や語彙力低下を防ぐ為だが、著者の小説のような極上の虚構の世界に心を委ねる心地よさを日々味わいたいからでもある。まさに珠玉の虚構。
青山 美智子