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ナチスの森で

ナチスの森で

沢木 耕太郎

新潮社

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作品紹介、あらすじ

1936年夏、ヒトラーはベルリン大会の開会を高らかに宣言した。それはナチスが威信を賭けて演出した異形の大会にして、近代オリンピックの原点となったー。著者は、そのすべてをフィルムに焼きつけて記録映画の傑作『オリンピア』を産み落としたレニ・リーフェンシュタールの取材に成功する。さらに、激しく運命が転回した日本人選手の証言によって大会を再構築した傑作ノンフィクション!

感想やレビュー

ナチスのプロパガンダ大会として知られるベルリンオリンピックを、日本人参加者の証言をもとに再構築したノンフィクション。 良作だが、作者が実際にインタビューしたのか、それとも何らかの著作物からの引用なのか、厳密に記載されなかったのが残念ではある。 シベリア鉄道でベルリン入りした選手が、ソヴィエトとナチスドイツの奇妙な類似性を肌感覚で感じていたというのが興味深かった。

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