鵜頭川村事件
櫛木 理宇
文藝春秋
作品紹介、あらすじ
墓参りのため、亡き妻の故郷・鵜頭川村を三年ぶりに訪れた岩森明とその娘。突然、豪雨にみまわれ、山間の小さな村は土砂崩れで孤立。そして、若者の死体が発見された。犯人は村人か、それともー。降りしきる雨の中、父と幼い娘は暴動と狂乱に陥った村から脱出できるのか。血と恐怖のパニック・サスペンス!
感想やレビュー
とても面白くて、夜更かしして読んでしまいました!! 漫画で試し読みをしたことがあり、気になっていた作品でした。 閉鎖空間、扇動、集団心理…というキーワードが読んでいて浮かびました。うまく説明はできないのですが…。これらが日々感じていた矢萩家への不満に火をつけて恐ろしい事件に発展していくという…。 なんとなくルワンダの内戦を思い出しました…。 未だにこういう地域ってあるんだろうなぁ…と思ってしまいます。