
おいしいごはんが食べられますように
高瀬 隼子
講談社
作品紹介、あらすじ
職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。ままならない人間関係を、食べものを通して描く傑作。心をざわつかせる、仕事+食べもの+恋愛小説。
感想やレビュー
主人公の食への考え方、理解できる。 1時間作って15分で食べるの自分の時間削られてる感じするよね。 なんで彼女のこと好きなのかよくわからない。性格悪い?
‹芦川さんが嫌い›とは言いたくない、悪人でもないし。でもモヤモヤする人。自分に共感する二谷(でも芦川さんの彼氏笑)を見つけて二谷の懐に入ろうとする押尾さん。押尾さん好き、とても感情移入した。 芦川さんに対する最大のいじわるは二谷との結婚だったりして。
日常的にありそうな話。 3人の食に対する考えは、どれも共感できる。 体に良いものを食べる 食事のために時間が削られる これは正しいのか? おいしいとか、感想を言うこともなく、ジブンで味わいながらも、一緒にたぺるひとがいる、 手作りのスイーツを会社に持ってきて、チヤホヤされたい? これにはイラッとした。 共感はあるが、モヤモヤが残る
二谷が芦川さんに心の中で意地悪言う気持ち、わかってしまう
ある意味現実的で怖い。
読後感は確かにモヤモヤする。
怖かった
登場人物みんな黒
アンコンシャスバイアスに気付かされる
怖いなーこの本。芦川さんも二谷も。そして、女の子に手玉に取られる中年男。最悪だ。押尾さんが一番マトモに見えるけど、それが私に近いからなのだろう。芦川さんの自分は傘さしているとことがやばい。鳥肌立つわ。
【感想】 ・終始、薄気味悪いというか怖いというか、そんな感じが漂うお話だった。でも実際に描かれていた職場みたいなのは一定数あるんじゃないかなと。 ・怖いと思った反面、わかるかもなあって気持ちもあった。確かに人は食べることに時間をかけすぎるし、もっと雑でもいいのにって思ったことも自分の中ではあった。 ・人それぞれの正義があって、それを別に押し付けてるつもりはないんだけど、いつのまにか他人の重荷になってたりすることが、この食以外にもあるんだろうなあ。
リアルに芦川さんみたいな人が近くにいたらなるべく避けるだろうなって思った 押尾さんの気持ちのほうが分かる、感情移入しやすかった 男の人は芦川さんみたいな女性が好きなんだろな〜って思った 読み終わった後の妙なこの感じとても好き
それほど、
テスト
167回芥川賞受賞作。 個々の人物描写は面白かったし、職場内あるあるには共感できたが、胸糞悪い読後感。 食に全く興味のない世界…理解に苦しむが、それが当たり前の人もいる。 価値観は人各々。無自覚の押し付けには気をつけなくちゃと思う。
受賞作なので読んでみたが…なんか、精神的にやられる感じだった
二谷の気持ちが全然わからなかった。 作者、女性だよね?とアンコンシャスな感想を持ったしまった。
人生って正しさだけでは生きていけない、モヤモヤすること、我慢しないといけないことの連続だ…生きることの本質をとらえた作品。