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黄金蝶を追って

黄金蝶を追って

相川 英輔

竹書房

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作品紹介、あらすじ

もしも日曜の次の日が“自分だけの一日”だったら?(「日曜日の翌日はいつも」)。買ったマンションに前の持ち主が“同居”していて毎日規則正しい生活を送っていたら?(「ハミングバード」)。描いたものが動き出す“魔法の鉛筆”を手に入れたら?(表題作)。明日、あなたはこの世界に迷い込むかもしれないー。海外でも高く評価された「ハミングバード」他、あたたかな筆致で描かれる、誰も見たことのない日々。不思議のきらめきに溢れ、日常の素晴らしさに浸れる短篇集。

感想やレビュー

ノンジャンルの短編集。 もっと皮肉がきいたオチになるかと思いきや、全編、案外嫌味がないところに落ち着く。そこがこの作者の美点だと思う(その点、あとがきは気負いすぎていて蛇足)。 「星は沈まない」からの「シュン=カン」で、「星は沈まない」の主人公の名前にあっと驚かされた。迂闊。 表題作は不思議な感触の残る短編。作者のあとがきを読んで、なんとなく腑に落ちた。

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