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聖女の救済

聖女の救済

東野 圭吾

文藝春秋

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作品紹介、あらすじ

資産家の男が自宅で毒殺された。毒物混入方法は不明、男から一方的に離婚を切り出されていた妻には鉄壁のアリバイがあった。難航する捜査のさなか、草薙刑事が美貌の妻に魅かれていることを察した内海刑事は、独断でガリレオこと湯川学に協力を依頼するが…。驚愕のトリックで世界を揺るがせた、東野ミステリー屈指の傑作。

感想やレビュー

今回もガリレオ湯川が大活躍だった! 今回の犯人は最初の数ページで、読者には分かり、それを湯川、草薙、内海薫が解決していく内容だった! 私は亜ヒ酸をそもそも知らなかったので、勉強になった! 亜ヒ酸を浄水器に仕込み、旦那がそこへ行かないように、日々ソファでパッチワークをしている綾音は完璧な妻だった。私も女性であるため、義孝の子供だけ欲しいから、女は飾り物。赤ん坊を産めないと意味がないという考えが理解できない。さらに、綾音と出会う際もパーティで出逢ったことにし、友人にその姿を目撃させるのは用意周到だなと思った。タイムリミットは二つあり、一つ目は離婚まで。二つ目は聖女による救済が終わるまで。 湯川が浄水器に目をつけるところ、鑑定の仕方も違うからといって、スプリング8に出したのもナイスだった! 草薙が如雨露での水やりをしていた際に見つけた空き缶を取っておいたこともナイスだった!! この物語は、毎日電車で楽しみにしていた。映画みたいだった。本当に読み終わるのが悲しい。

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