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ある男

ある男

平野 啓一郎

文藝春秋

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作品紹介、あらすじ

弁護士の城戸はかつての依頼者・里枝から奇妙な相談を受ける。彼女は離婚を経験後、子供を連れ故郷に戻り「大祐」と再婚。幸せな家庭を築いていたが、ある日突然夫が事故で命を落とす。悲しみに暮れるなか、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実が…。愛にとって過去とは何か?人間存在の根源に触れる読売文学賞受賞作。

感想やレビュー

ある男の本当の正体を探すだけではない。主人公の身の上からいろいろと考えさせられる。

1

アイデンティティ。 在日韓国人3世。 もっとある男は誰なのかを探す話かと思ったら違った。イマイチ。戸籍交換してただけ、

息子を病で失った母、 闘病時のすれ違いに起因する離婚、 再婚した夫の死、死後に判明する虚偽の戸籍 愛した夫はどこの誰だったのか 共に過ごした日々の思い出はどこまでが真実なのか 心理の深いところを問われる感じ 面白い

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