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うしろむき夕食店

うしろむき夕食店

冬森 灯

ポプラ社

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作品紹介、あらすじ

二階建てのレトロな洋館に、ステンドグラスの嵌め込まれた観音開きの扉。ドアの両側には二つずつ背の高い格子窓。そこから見える満月のような照明と、おいしそうな香りが漂ってきたら間違いなし。そこが「うしろむき夕食店」だ。“うしろむき”なんて名前だけど、出てくる料理とお酒は絶品揃い。きりりと白髪をまとめた女将の志満さんと、不幸体質の希乃香さんが元気に迎えてくれる。お店の名物は「料理おみくじ」。今宵の食事も人生も。いろいろ迷ってしまうお客さんに、意外な出会いを与えてくれると評判だがー。

感想やレビュー

心揺るがすフレーズの数々がゆっくりと体内に浸透する心地よさを感じながら読了。 美味しい料理同様じっくり噛んで含み味わいたい内容で、特に家族という鍋…の箇所が絶妙の喩えで何回も読み返してしまう。 私の中では前回読んだ『縁結びカツサンド』を上回る作品。

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