十六の話
司馬遼太郎
中央公論新社
作品紹介、あらすじ
二十一世紀に生きる人びとへの思いをこめて伝える、「歴史から学んだ人間の生き方の基本的なことども」。山片蟠桃や緒方洪庵の美しい生涯、井筒俊彦氏・開高健氏の思想と文学、「華厳をめぐる話」など十六の文集。新たに井筒俊彦氏との対談「二十世紀末の闇と光」を収録。
感想やレビュー
司馬さんの歴史観がよく味わえる名エッセイ集。特に咸臨丸を取り上げた「ある情熱」「咸臨丸誕生の地」、大阪人なら必読「大阪の原形ー日本におけるもっとも市民的な都市」は楽しく読めた。